フードデリバリー 歴史

【~2020年】フードデリバリー業界の歴史 | 流れ・変遷が分かる!

2022年4月22日

すっかり社会に浸透したUber Eats(ウーバーイーツ)、Wolt(ウォルト)などのギグワーク系フードデリバリー

私は2020年6月から配達員としてこの業界に関わってきました。

関わってみると配達も楽しいし、業界の動きもおもしろい!
そして楽しんでいるうちにYoutuberになっていました。

しかし、動画は情報をさっと引き出したいときに使いづらいです。
そこで今回は、自分で使うためにも情報を文章でまとめることにしました。

現在の内容まで追いついてないですが、少しずつ完成させていこうと思っています。

動画では最新の情報を追っています。
そちらもぜひ見てみてください!

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2000年 の出来事

10月:デリバリー総合サイト「出前館」をオープン

2000年10月に出前館(Demaecan)がサービスをスタートさせました。

後述しますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)が日本に上陸したのは2016年。
多くの会社が参入した最盛期が2020年なので、出前館がそうとう老舗なのが分かります。

2015年 の出来事

honestbee(オネストビー)が北海道ニセコでテスト運用開始

画像は https://ameblo.jp/honestbee-official/entry-12446212661.html より

2015年と2016年に、honestbee(オネストビー)が北海道ニセコでテスト運用を行いました。

honestbee(オネストビー)はシンガポール発のオンライン買い物代行 コンシェルジュサービスです。

ハチがマスコットキャラクターです。

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2016年 の出来事

9月:Uber Eats(ウーバーイーツ)サービス開始

画像は https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/ubereats-4/ より

2016年9月29日に、Uber Eats(ウーバーイーツ)がサービスをスタートさせました。

スタート時のエリアは、東京の一部地域(渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本木・麻布エリア)でした。

余談

のちの2017年に、私が当時働いていた飲食店がUber Eats(ウーバーイーツ)に加盟しました。
最初に持った印象は「変な名前だな」ということ。笑
そして、茶色いヨレたTシャツと短パンを着た人がやってきて、驚いたのを覚えています。

2017年 の出来事

7月:honestbee(オネストビー)が本格始動

2017年7月、honestbee(オネストビー)が日本での本格的なサービス開始を発表しました。

当時のサービスエリアは、東京の港区・渋谷区・目黒区・品川区・大田区・世田谷区・新宿区・中央区・千代田区・江東区でした。

2019年 の出来事

4月:honestbee(オネストビー)サービス停止

2019年4月末をもって、honestbee(オネストビー)がサービスを一時停止しました。

しかし再開はされませんでした…。

「Uber Eats(ウーバーイーツ)との戦いに敗れたのか?」と思っていましたが、停止の理由は資金繰りの悪化だったようです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)がYoutuberに利用され認知度アップ

私がUber Eats(ウーバーイーツ)を認識したのは、Youtuberが動画内で使っていたからです。

私が調べたところでは、2019年7月2日にてんちむさんが「視聴者の声に応えてウーバーの食事をまとめたよ」という動画を出していました。
(2021年3月の私は確認できたようだが、今検索したら見つけられなかった。)

11月:Uber Eats(ウーバーイーツ)初の報酬改定

2019年11月、Uber Eats(ウーバーイーツ)が初の報酬改定を行います。

報酬はこのように変わりました。

画像は https://youtu.be/jABL9rHFS7c より

受け取り・距離・受け渡しの料金を安くして、サービス手数料(報酬から引く数字)を少なくする…という、ややこしい変更。

結果的には少し安くなる感じの変更だったようです。

ややこしくして改悪の印象をぼかしているのか!?

競合(オネストビー)が一時停止(というか撤退)したので下げたのでしょうか…。

12月:中国武漢で新型コロナの感染者が出る

2019年12月に中国の武漢で新型コロナの感染者が出ました。

日本では2020年1月15日に最初の感染者が確認されました。

フードデリバリー業界に大きな影響を与えた出来事です。

2020年 の出来事

ここから急に忙しくなるよ!

2月:Chompy(チョンピー)がサービスを開始(β版)

2020年2月、国産のフードデリバリー「Chompy(チョンピー)」がオープンβ版としてサービスをスタートさせました。
(その後、2020年8月に正式リリース)

チョンピーの特徴

  • 当初のエリアは渋谷駅から3km圏内
  • お店のラインナップは個店中心
  • 事前注文で配送手数料がお得になる「らくとく便」がある
  • 「ベテラン配達員が運びます」とアピール

現在もエリアは東京の一部と、大きく拡大できなかったChompy(チョンピー)。正直、存在感も薄い…。

しかし実は業界の中での誕生は早かったんですね。

Chompy(チョンピー)のシステムは、(当時の)Uber Eats(ウーバーイーツ)で感じる問題を改善した作りになっていました。

Uber Eats との違い

  • 受託時にお届け先まで分かる
  • ピックにも報酬が付く
  • お店やお届け先での待機にも報酬が付く

また、Chompy(チョンピー)の登録フォームには「今までの配達経験(件数)」を入力する欄があり、その件数によってボーナスが出ていました

Uber Eats(ウーバーイーツ)からベテラン配達員を引き抜こうとする意図が見えますね。

3月:Wolt(ウォルト)が広島でサービスを開始

画像は https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000051508.html より

2020年3月、フィンランド発のWolt(ウォルト)が広島でサービスを開始しました。

そのあとは札幌、仙台とエリアを広げ、2020年10月22日からは東京でサービスを開始しました。

Woltの特徴

  • キャッチコピーは「おもてなしフードデリバリー」
  • サポートに繋がるのが早く、対応が丁寧!

4月:menu(メニュー)がデリバリーサービスを開始

画像は https://app.menu.jp/ より

2020年4月、menu(メニュー)がデリバリーサービスを開始しました。
menu(メニュー)はそれまではテイクアウトのアプリでした

始めのCMキャラクターはオードリーが務めました。

画像は https://www.tokyoheadline.com/494464/ より

5月:出前館が業務委託配達員の募集を開始

2020年5月、出前館が「業務委託配達員」の募集を開始しました。
それまでは、アルバイトかお店の人が配達をしていました。

圧倒的に稼げる出前館

出前館のシステムは他社と圧倒的に異なっていました。

出前館の特徴

  • 1件の配達報酬は固定
    (当時の金額:関東 715円 その他 660円)
  • 羅列されている案件から自分で選ぶ
  • 案件を複数組み合わせることが可能

例えば東京での1kmの配達で、当時のUber Eats(ウーバーイーツ)の料金なら405円です。
出前館では同じ距離で715円もらえます。

さらに、出前館は報酬増額キャンペーンも行っていました。
私が登録をした12月ごろは

  • 平日1.2倍(858円)
  • 休日1.4倍(1001円)

でした。

もちろん他社にも独自のインセンティブがあり単純には比べられないのですが、

出前館は…

  • 近距離でも高単価
  • 案件が組み合わせられるので件数が積める

ということで「圧倒的に稼げる」と話題になり、このあと登録ラッシュが起こります。
そして配達員が溢れ、早押しか過激になっていきました。

配達員の悪評はUber Eats が被ることに

世間の声にはこんなものがありました。

Uber Eats(ウーバーイーツ)はどこの誰か分からないやつが持ってくるから信用できない。だから出前館を使う。


そんな中、出前館はUber Eats(ウーバーイーツ)と同じように直接雇用をしていない配達員を導入したのです。

また出前館の業務委託配達員には、格好とバッグについてこんなルールがありました。

格好とバッグに関するルール

  • お店と配達先では出前館の帽子を被る
  • バッグは他社のロゴが付いている場合は見えないようにする

ということで、ウバッグ(Uber Eats の配達バッグ)にテープを貼ってロゴを隠す人が多くいました。
正直ウバッグであることは丸わかりですし、隠し方もキレイではありません。

ウバッグ
(画像は https://jp.eatskit.com/ja/collections/bags より)

そんな状態で出前館の帽子を被った人が街を走っていたら、怪訝に思う人が出てくるのではないか?
せっかくの良いイメージが壊れてしまうのでは…?

と、私は思いました。

しかしそういった声を見ることはありませんでした。

報道などの影響もあり、世間には「大きな配達バッグを背負っているのはUber Eats 配達パートナー」として映ったようでした。

Uber Eats 配達パートナーに関するネガティブな報道はたくさん出ていましたが、疑問を感じるものもあったのでいくつか記述しておきます。

配達員の事故は全てUber Eats(ウーバーイーツ)?

配達パートナーの危険運転や事故の報道はたくさんされていました。

めざましテレビでは以下のようにウーバーイーツの事に関して前々から報道をしていたためと見られます。
・2020年7月24日:”ウーバー”配達員接触事故
・2020年8月5日:原付バイクで高速道路を ウーバーイーツ配達員か
・2020年8月13日:”ウーバー”事故相次ぐ
・2020年11月9日:”ウーバー配達員”当て逃げか 自転車で追突

https://sarattosokuhou.com/news/mezamashi-uber/

ですが中には「Uber Eats 配達パートナーではないのでは?」というものもありました。

さすがにこの現象は不憫に思いました。

ロゴを隠している理由が誤解される

こんなニュースもありました。

Uber Eats 配達パートナーだと分かると煽られたり暴言を吐かれることがあるため、ロゴを隠す「隠れウーバー」が増えているという内容の記事です。

確かにあおられることはあるので、そのような人もいたと思います。
ですが、「ロゴ隠しウバッグ」が普及したのは出前館とUber Eats(ウーバーイーツ)の掛け持ちが主な理由です。

Uber Eats は保険完備

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、この時には業務中の「損害賠償保険」と「障害補償制度」を配達パートナーに提供しています。
しかし出前館は無保険でした。
一応登録するときに保険加入の確認をされますが、業務中に適用されない自転車保険でも登録することが可能なのです。

しかも出前館は案件を早押しで取るので、危険運転にもなりやすい…。

Uber Eats より出前館の方が危険な配達員を世に出しているじゃないか…

と、私はモヤモヤしました。(注意喚起する動画も作った)

6月:DiDiFood(ディディフード)が大阪でサービス開始

画像は https://www.didi-food.com/ja-JP/about-us より

2020年6月、DiDiFood(ディディフード)が大阪でサービスを開始しました。

日本の「DiDiFood(ディディフード)」は、中国の配車アプリ「滴滴出行(ディディチューシン)」の日本法人という立ち位置です。

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、配車アプリを提供している会社がその技術を使ってフードデリバリーを始めた…という流れで生まれました。

同様にDiDiFood(ディディフード)も、配車サービスの会社から生まれたフードデリバリーサービスです。

6月:すぉっこ 配達員デビュー

2020年6月、私が配達員を始めました。menuクルーとしてデビューしました。

乗り物はdocomoバイクシェア(レンタルサイクル 通称「赤チャリ」)を利用しました。

銀座からスタートして大森や中野まで行くこともあり、「こんなに移動するのか…」と驚いたことを覚えています。

私の配達歴
登録歴(画像は https://youtu.be/0sI05ARjlvA より)

7月には目標の30回を無事配達し、紹介料キャッシュバック(25,000円)を受け取ることが出来ました。

9月:foodpanda(フードパンダ)サービス開始

2020年9月、foodpanda(フードパンダ)が神戸、横浜、名古屋でサービスを開始しました。

foodpanda(フードパンダ)はドイツに本社がある「デリバリーヒーロー」の傘下ブランドの一つです。
デリバリーヒーローは、数々のデリバリー・プラットフォームブランドを持つ巨大企業。
アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東、北アフリカなど、世界中でデリバリーサービスを提供しています。

フードパンダの特徴

  • シフト制
  • 現金の取り扱い必須
  • 配達報酬は高い

foodpanda(フードパンダ)はイメージカラーのピンクがとても印象的ですね。

個人的には、この色のグッズを身に付けるのはキツイですが…(^^;

画像は https://shopping-tribe.com/news/46548/ より

フードデリバリー界の問題児!?

foodpanda(フードパンダ)が東京へやってきたのは2021年4月で、私が関わるのはまだ先です。

しかしフードパンダの情報はとても目に入ってきていました。
配達員の悲痛な声がツイッター上にたくさん上がっていたのです…!

配達員を困らせた内容

  • 割り込み配車
    配達の途中で違う配達が割り込み、最初にピックした商品をなかなか届けることができない
  • サイレント
    注文が飛んできても通知が出ない・音が鳴らないため気付かずスルーしてしまう
  • 強制休憩
    エリア内で問題なく稼働していても休憩に入れられてしまう
  • 調理待ちが多い
    注文が入るとお店と配達員へ同時に注文を飛ばす仕様のせい(お店の方が遅い場合もあった)
  • クセのあるサポート
    数々の伝説が生まれました(下の動画を参照)

「クセのあるサポート」についてはこの動画を見てください。
きっと笑えます。

「foodpandaが日本に残した伝説の数々」

 

これらの問題はそれだけでも困るのですが、ここに「ランク制度」が絡むので余計にタチが悪いのです。

ランク制度とは

配達実績(稼働時間、シフト稼働率、受託率など)によってランクが決まる制度。
ランクが高いほどシフトが取りやすく、報酬が高い。

ということで、多くの配達員はより高いランクを目指します。
しかし、上記の問題の上3つはランクの維持を妨げるのです…。

これはイライラしますよね…。

しかし、foodpanda(フードパンダ)は報酬が良かったため、フードパンダから離れなれない配達員も多かったのです。

10月:Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達距離が伸び出す

2020年10月ごろから、Uber Eats(ウーバーイーツ)の自転車の配達距離が伸び出しました。

私自身のデータで言うと、それまでは4km未満の配達しかしたことがなかったのですが、4kmを超える配達が出だしたのです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)は移動距離が長いほど距離当たりの金額が安くなるので、配達パートナーにとって好ましい話ではありません。

そんな変更をたくさんの競合が出てきているときに行うなんてとても強気ですよね。

10月:menu(メニュー)が報酬の計算式を変更

202年10月menu(メニュー)が報酬計算式の変更を行いました。

新しい計算式

260円 + ピックドロップ合計距離の二乗 × 20円

それまでは単純に「距離 × 距離単価」だったのですが、改定で「距離の二乗」を含むようになりました。

これによって移動距離が長ければ長いほど、報酬が急激に伸びるようになりました。

この形は他社にはない独特のもので、menu(メニュー)のアイデンティティとなりました。

Uber Eats(ウーバーイーツ)で割りの悪いロングが増えていたので、これによりmenu(メニュー)の存在感が高まりました。

12月:FOODNEKO(フードネコ)がサービスを開始

画像は https://twitter.com/FOODNEKO より

2020年12月、FOODNEKO(フードネコ)が東京でサービスをスタートさせました。

FOODNEKO(フードネコ)は、韓国で1位のフードデリバリーアプリ「配達の民族」を運営する「Woowa Brothers」から生まれたブランドです。

FOODNEKOの特徴

  • 運営スタッフと配達員の距離が近い
  • キャラクターの「おネギさん」を中心としたユルくてかわいい雰囲気
  • ユーザーにとことん優しい価格設定

FOODNEKO(フードネコ)は運営スタッフと配達員の距離が近く、配達員にとても愛されていたサービスでした。

運営スタッフのいるライダーセンターは、配達員が休憩に使うことも出来ました。
そこでさまざまなイベントも行われました。

行われたイベント

  • 意見交換会(ライダーコネクト)
  • 女子会
  • 季節イベント(バレンタイン・イースター)

価格設定は、サービスにかかわるユーザー三方(配達員・加盟店・お店)にとってありがたい設定になっていました。

価格

  • 配達員・・・高報酬
  • 加盟店・・・手数料はアプリの価格を店と同じにするとUber Eats より安くなる
  • 注文者・・・店と同価格で買える場合が多い、サービス手数料・基本配達料無料

初回注文は「ネコのおごり」ということで、タダで注文することが可能でした。

配達員登録では、2021年1月までは登録するだけでインセンティブが貰えました。

そしてそのあと2021年2月に

  • 1件の配達報酬:ピークタイム1,200円・オフピーク1,000円
  • それに加え シフト時給:1,000円

という破格の金額を打ち出したため、申し込みが殺到
順番待ちでなかなか登録が出来ない状態となってしまいました。

関連動画

ここまでの内容はこの動画で扱っているよ。

まとめ

以上が2020年までの出来事となります!

2020年は、2月のチョンピースタートを皮切りに続々と新サービスが始まり、フーデリ戦国時代が始まった年と言えるでしょう!

フードデリバリー界隈で面白いのが、配達をする人がギグワーカーということでツイッターでのオープンな情報交換が盛んな点です。

そこにUber Eats(ウーバーイーツ)、foodpanda(フードパンダ)をはじめとした超個性的なサービスが相まって、面白い話がたくさん誕生しました。

この記事でその面白さが少しでも伝われば幸いです。

そして、この記事に続く!

【2021年上半期】フードデリバリー業界の歴史 | 流れ・変遷が分かる!

ここの管理人は普段、フードデリバリー業界のニュースをまとめた動画を作っているんだよ~ すっかり社会に浸透したUber Eats(ウーバーイーツ))、Wolt(ウォルト)などのギグワーク系フードデリバリ ...

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