【Binance(バイナンス)】セービングとステーキングの違いとは？

暗号資産取引所として利用者の多い「Binance（バイナンス）」。

暗号資産（仮想通貨）の運用は積極的にトレードをして稼ぐ以外にも、保有しているだけで稼ぐ方法もあります。

そのような運用方法を探していると目に入ってくるのが、Binance（バイナンス）の「セービング」と「ステーキング」という方法。

しかし ぱっと見違いがよく分からない人も多いのではないでしょうか？

そこで、この記事では以下のことについて解説していきます！

利用者からすると違いはない

結論から言ってしまうと「セービング」も「ステーキング」も保有しているだけで報酬がもらえるという点は同じです。

何が違うのかというと、資産を預かった側がその資産から利益を生み出す方法が異なるのです。

しかしその部分は預け入れる側が関与することではないので、利用者側からすると違いはありません。

利益を出す仕組みの違い

では、「セービング」と「ステーキング」の収益を生み出す方法の違いとは何なのでしょうか。

セービングの仕組み

自分が保有している暗号資産（仮想通貨）を預けることで利子を得る仕組みのことを、一般的には「レンディング（Lending）」と言います。

「セービング」はBinance（バイナンス）でのレンディングの商品名といったところでしょうか。

（Binance Savings の利用規約には「仮想通貨融資事業【Binance Lending】」という文字があります。）

Binance Savingsの資産は、暗号通貨を活用した借入やその他のビジネスで使用され利益を生み出しています。

ステーキングの仕組み

ステーキングの仕組みは少し専門的な内容となります。

ステーキングは、暗号資産（仮想通貨）を「PoS」という仮想通貨のデータが正しいことを証明する仕組み（コンセンサスアルゴリズム）に参加させることで報酬を得る仕組みになっています。

この先ではセービングとステーキング、それぞれの詳細と操作手順について解説していくぞ！

バイナンスのセービングの詳細・やり方

まずは、セービングの詳細と操作手順について。

4種類のセービングがある

Binance（バイナンス）には4種類のセービング商品が用意されています。

ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

フレキシブルセービング

フレキシブルセービングは銀行の普通預金のような立ち位置です。

いつでもセービングをやめて資金を移動させることができますが、その分利率は低めになっています。

また、セービングが可能な通貨が多いので利用しやすいです。

定期セービング

定期セービングは銀行の定期預金のような立ち位置です。

あらかじめ決めた期間セービングをします。期間の縛りがある分利率は高めになっています。

セービングが可能な通貨は少なめです。

アクティビティ

アクティビティは期間限定で行われる高金利イベントです。

自動投資

自動投資はドルコスト平均法による運用と、フレキシブルセービングによる金利収益を狙う方法となっています。

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セービングの登録方法

では、Binance（バイナンス）でセービングをする手順を見ていきましょう。

フレキシブルセービング

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「セービング」をクリックする。

フレキシブルセービングの表から通貨と金利の条件を見て、預け入れる通貨を決めましょう。

「定期登録」ボタンを押すと以下のような画面が出てきます。

まずは、セービングする金額を入力します。（①）

入力すると適用される金利と推定利子が表示されます。その上に記載さている日程も確認しておきましょう。

サービス規約を読み、チェックを入れます。（②）

問題なければ「承認」ボタンを押してセービングを確定させましょう。（③）

定期セービング

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「セービング」をクリックする。

「定期セービング」をクリック。

定期セービングの表から通貨と金利の条件を見て預け入れる通貨を決めましょう。

「定期登録」ボタンを押すと以下のような画面が出てきます。

まずは、セービングする期間を選択します。（①）

次にセービングする金額を入力します。（②）

入力すると期待される利子が表示されます。その上に記載さている日程も確認しておきましょう。

定期セービングが終わった後にフレキシブルセービングへ自動更新したい場合は ③ のチェックを入れておきます。
すると、残りの元金と利息が償還期日にフレキシブルセービングに自動更新されます。

サービス規約を読み、チェックを入れます。（④）

問題なければ「承認」ボタンを押してセービングを確定させましょう。（⑤）

セービングを解約する

ではセービングをやめるときの手順を見ていきましょう。

セービングの解約・解除・中止は「償還」と表現されています。

フレキシブルセービング

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「セービング」をクリックする。

右の方に表示されているセービング情報の窓の中にある「償還」をクリックします。

表の一番右にある「償還」をクリックします。（表をスクロールしないと見れないと思います）

償還したい通貨の量を入力します。

償還するタイミングが選べます。

あとは、サービス規約を読みチェックを入れて「承認」ボタンを押します。

バイナンスのステーキングの詳細・やり方

では次にステーキングの詳細と操作手順を解説していきます。

2種類のステーキングがある

Binance（バイナンス）には2種類のステーキング商品が用意されています。

ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

定期ステーキング

バイナンスのステーキングでは、期間を決めて預け入れる定期ステーキングのみとなります。

一方で、海外取引所のBybit（バイビット）ではいつでも払い戻しができるステーキングもあります。

一定期間預け入れて報酬を得るという点でバイナンスの「定期セービング」と「定期ステーキング」はとても似ていますが、定期ステーキングの方が通貨と日数の種類が多いです。

また定期ステーキングでは早期償還が可能です。その場合、日単位で分配されていた利息は元本から差し引かれます。

DeFiステーキング

DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、「分散型金融」という意味です。

対となるのが「CeFi（集権型金融）」で、取引所のような管理者が存在する金融サービスのことです。

DeFiには管理者がおらず、決められたルールに従って自動的に取引が行われていきます。

バイナンスのDeFiステーキングは、個人で参加するにはハードルの高いDeFiプロジェクトに簡単に参加できるようにし、資金へのアクセスや収益の分配などの関連サービスを提供してくれています。

ただ外部のプロジェクトを紹介しているので、プロジェクトがオンチェーンコントラクトのセキュリティ問題により損失が発生したとしても、バイナンスは責任を負いません。

預入期間にはフレキシブルと定期があります。

定期の場合でも早期償還はできますが、その場合利息は得られません。

ステーキングの登録方法

では、Binance（バイナンス）でステーキングをする手順を見ていきましょう。

定期ステーキング

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「ステーキング」をクリックする。

定期ステーキングの表から通貨、期間、金利の条件を見て、ステーキングする通貨を決めましょう。

「今すぐステーク」ボタンを押すと以下のような画面が出てきます。

まずは、ステーキングする期間を選択します。（①）

次にステーキングする金額を入力します。（②）

入力すると推定利息が表示されます。その上に記載さている日程も確認しておきましょう。

サービス規約を読み、チェックを入れます。（③）

問題なければ「承認」ボタンを押してステーキングを確定させましょう。（④）

DeFiステーキング

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「ステーキング」をクリックする。

「DeFiステーキング」をクリック。

DeFiステーキングの表から通貨と金利の条件を見て預け入れる通貨を決めましょう。

「今すぐステーク」ボタンを押すと以下のような画面が出てきます。

まずは、ステーキングする期間を選択します。（①）

次にステーキングする金額を入力します。（②）

入力すると推定利息が表示されます。その上に記載さている日程も確認しておきましょう。

サービス規約を読み、チェックを入れます。（③）

問題なければ「承認」ボタンを押してステーキングを確定させましょう。（④）

ステーキングを解約する

ではステーキングをやめるときの手順を見ていきましょう。

ステーキングの解約・解除・中止は「償還」と表現されています。

画面上部の「収益」にマウスを載せると出てくる「ステーキング」をクリックする。

右の方に表示されているステーキング情報の窓の中にある「アカウント」をクリックします。

赤枠のところから自分が登録しているサービスを選びましょう。

登録しているものがあれば下の表に表示されていると思うので、表の右端にあるアクションの欄のリンクをクリックすると償還へ繋がるはずです。

まとめ

Binance（バイナンス）の「セービング」と「ステーキング」は、利用者からしたら違いを意識しなくていいものだということが分かりました。

フレキシブルタイプの商品や、ステーブルコインの商品を選べばリスクを抑えて利用することができます。

銀行の利子が低い今、暗号資産（仮想通貨）の金利を有効に活用していきたいですね。

また、ステーキングが出来るのはBinance（バイナンス）だけではありません。

私はBybit（バイビット）にも登録し、ステーキングしています。

扱っている通貨が取引所によって違いますし、リスク分散のためにも複数登録することをおすすめします。